歯科矯正用治療支援プログラム(インシグニア)が改良されたとアメリカのORMCO(オームコ)社からリリースが出ました。
今回の改良は長年の懸案であったモラーチューブが
開閉式のウオールを有したセルフライゲーション型マルチブラケット装置(SnapLink(スナップリンク))を選択することが出来るようになりました。
今まで第一大臼歯も第二大臼歯と同様な完全なチューブ形式だったので
臨床を行う立場としては非常に嬉しいニュースです。
患者さんへの更なる効率的な治療をご提供出来ます。
まだ、ストック(既成)のセルフライゲーション型マルチブラケット装置(SnapLink)なのでカスタマイズされたチューブの製作が待たれます。
新規チューブの導入に伴い歯面との接着力も強化されました。
これで、まれに見受けられる臼歯部の脱落も減らす事が出来そうです。
最後に、ボンデイング(接着)の際に使用するジグ(インダイレクトコア)も改良されさらに正確なボンデイング(接着)が出来そうです。
今回の改良は実際に患者さまの目には触れない部分ですが
治療の効率を上げるためには待ち望んでいた物です。