こんにちは。
大松矯正歯科クリニックの高 大松(”Dr コウ”)です。
皆さん、お元気ですか?
今日は僕が校医を務めている『豊島区立清和小学校』の歯科検診を行ってきました。
4年、5年、6年生の高学年が対象です。
僕らの時代(大分昔ですが・・・30数年前)と違って、児童の虫歯の罹患率は激減しています。
その代わり、不正咬合が目に付きました。
虫歯や歯周病はブラッシングで口腔内環境を整えれば予防することが可能です。
しかし、不正咬合は遺伝的な原因が大きなウエイトを占めています。
学校歯科検診では虫歯の有無はもちろん、歯周病、不正咬合そして顎関節の異常まで検診を行います。
ただ、検診の基準がスクリーニング的な観点での検診になりますので、
不正咬合の判定の場合、ある程度重症な症状しか検診に反映されません。
子供達の口腔内を観て将来的に悪くなりそうな症状でも、検診にはカウントされません。
直接、児童には口頭で注意を促しますが、残念ながら保護者までには届かないでしょう。
我々矯正専門医の将来的な予測を加味した検診が必要と感じた一日でした。
来週は低学年の歯科検診です。
新一年生に会えるのが今から楽しみです。
4月から校長先生と養護教諭の辻先生の取り計らいで、給食後のお昼休みに全校歯ブラシタイムを設けて頂けました。
まだ、児童の全員参加ではありませんが(任意参加)学校教育の一環としてブラッシングが行われれば、家庭でもブラッシングの習慣ができ虫歯予防に更なる効果が見込めます。