歯科矯正用治療支援プログラム(インシグニア)って何ですか?
歯科矯正用治療支援プログラム(インシグニア)はアメリカの矯正歯科専門企業が世界に先駆けて開発したデジタル技術を駆使して患者さまにご提供する一連の矯正治療システムのことです。
矯正治療をスタートする前に治療後の歯並びが整ったイメージが判れば安心して治療を受ける事ができますよね!
それが、この歯科矯正用治療支援プログラム(インシグニア)を使うことで可能な時代になりました。
デジタル技術の進歩で治療後の正確な予測とそれにピッタリの矯正システム(装置)を作製しご提供します。
まさに、今後進歩するであろうIoT(Internet of Things)の歯科バージョンと言ったところです。
写真は治療前のバーチャル側面観です。
上顎前突症と叢生を伴っています。
セルフライゲーション型マルチブラケット装置(デイモンシステム)のブラケットを装着したブラケット装着時の画像です。
矯正治療終了後(予想)の状態です。
矯正治療終了時(予想)の画像です。
治療前後の重ね合わせです。
緑色が治療前、白色が治療後(予想)
緑色から白色まで歯を移動させます。
これで上顎前突症(出っ歯)が改善されます。
下顎
術前 術後(予想)
矯正治療は見た目だけを重視する医療ではありません。
見た目の奇麗な美しい歯並びはもちろんのこと・・・
正しく機能するしっかりと使える上下の咬み合わせをご提供します。
それにより、健康で一生涯使える口腔環境を整えます。
歯科矯正用治療支援プログラム(インシグニア)のアプルーバー(PCサイド)上で治療のゴールでの咬合状態を設定できます。
臼歯部の咬み合わせ
上顎左側第二大臼歯(27番)の舌側咬頭(ピンク)が下顎の対合歯(37番 グリーン)に深く咬み込んでいます。
実際の口腔内ではあり得ません。(バーチャル上では起こります。)
歯科矯正用治療支援プログラム(インシグニア)のアプルーバー(PCサイド)上で一歯ずつコントロールして行きます。
矢印の方向と円周・360度、3次元で微調整が可能です。
しかし、、、
歯科矯正用治療支援プログラム(インシグニア)の凄いところはこのシミュレーションした治療のゴールに合った
ブラケットポジショニングとワイヤーシークエンスをコンピューター上で作成することです。
つまり、治療後のゴールを設定し、そこから逆算して
矯正装置のスペックやブラケットの装着位置そして患者さまにご提供するワイヤーまでも屈曲します。
それによって
患者さまは治療前に最終ゴールを確認できますし
我々矯正歯科医は個々の症例に応じた治療のスタートからゴールに至るまでの
迅速で正確な矯正治療が可能になります。