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矯正治療

異所萌出(萌出異常)-2

こんにちは。
大松矯正歯科クリニックの高 大松(”Dr コウ”)です。
皆さん、お元気ですか?
大人の歯並びなのに右上の犬歯が見当たりません?

レントゲンを撮影してみたら・・・
上顎右側犬歯が水平埋伏状態です。
それと、犬歯の異所萌出の影響で隣の中切歯(1番)と側切歯(2番)の歯根が1/3ほど歯根吸収を起こしています。

中切歯(1)
側切歯(2)
犬歯(3)

デンタルX線写真
オクルーザルX線写真
上顎右側犬歯の異所萌出のために、
隣の歯に大きなダメージが与えられています。
矯正治療にあたり、このまま埋伏犬歯を放置しておくと
さらに隣の中切歯と側切歯の歯根にダメージが及ぶため
大学病院の口腔外科に依頼して上顎右側犬歯を抜歯してもらいました。
昨日のケースでは異所萌出の歯を温存しましたが、
このケースでは埋伏している犬歯を温存するために牽引(引っ張り出すこと)することは十分に可能でしたが、
牽引することで既に歯根吸収を起こしている隣の歯のダメージがさらに進む可能性が示唆されたので上顎右側犬歯を抜歯する選択をしました。
異所萌出の歯はケース・バイ・ケースで抜歯しなければならないこともあるという一例です。
あなたの思いを実現します。     大松矯正歯科クリニック

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