豊島区立千川中学校の令和4年度健康診断を行なって来ました。
金曜日と月曜日の2日間に分けて3学年の生徒さん達の歯科検診です。
今年度より千川中学校の校医を拝命しています。
児童生徒等の定期の健康診断は、法令で毎学年、6月 30 日までに実施することとされています。(学校保健安全法施行規則第5条)
この2年間は新型コロナウイルス感染症の影響で、その学年の年度末までに行われました。
豊島区では法令で定められている年1回の健康診断(歯科)とは別に秋季にもこの健康診断(歯科)を行います。
春に治療勧告等を受けた生徒達の事後確認です。(治したかどうかの確認です。)
生徒達への手厚い健康管理で、最近の生徒さんには虫歯がほとんど確認できません。
しかし、この新型コロナウイルス感染症で自宅学習の時間が増えたため、生活スタイルも変化しました。また、豊島区の公立校で行われていた「給食後のハミガキ・タイム」も中断されているようです。
そのため、コロナ禍の前に比べて生徒達の歯周炎(G,GO)が顕著に増えています。
今回の健康診断(歯科)でも多くの生徒に歯肉炎の所見がみられました。
校医としては今後むし歯予防以上に歯周炎の予防に力を入れていく必要があります。