「デジタル化で思ふこと」
矯正歯科もデジタル化がどんどん進んでいます。
歯科矯正用治療支援プログラム（インシグニア）、マウスピース型矯正装置（インビザライン）・・・
普通のワイヤー矯正やアライナー（マウスピース）矯正そして裏側矯正で
治療前に治療後の正確な予測とそれに合う装置が作製できます。
歯科矯正用治療支援プログラム（インシグニア）でセットアップを作製しました。
同じ患者さまをマウスピース型矯正装置（インビザライン）でもセットアップしてみました。
治療前に正確な術後のイメージをお見せできるので、患者さまにも大変好評を頂いております。
安心して矯正治療ができると皆さま仰られます。
時代が進んで生活すべてにデジタル化の恩恵を受けています。
今までものすごく時間が掛かっていたことも瞬時に手間を掛けずにできるようになりました。
しかし、、、
幾らデジタル化が進んでも矯正治療の分野では
まだデジタルにすべてを任すことはできません。
歯科医なら数時間の講習を受けることでアプリを扱うライセンスを受領することはできます。
しかし、患者さまを治すための経験値をそのデジタル化されたアプリから享受することまでは、今のところまだできません。
やはり、数千時間に渡って矯正治療に従事して来た矯正専門医がそのアプリを使ってこそ本当の意味でのデジタル化の優位性が発揮できると思います。
正確な診断、経験に裏付けられた技術そして医療人としてのコミュニーケーション能力などが合わさって一人の患者さまを診ることができます。
でも、デジタル化が進んだおかげで仕事が非常に楽になりました。
デジタル化に感謝の今日この頃です。
